弟子屈町 移住・定住ポータルサイト

くらしのFAQ

弟子屈町への移住をご検討されている方のよくあるご質問をQ&Aでご紹介します。

不動産関係

Q 弟子屈町では土地の販売やあっせんはしていないの?
A 弟子屈町では現在のところ不動産(土地、住宅)の販売・あっせん等は行っていません。
Q 弟子屈町には賃貸マンションや町営住宅はあるの?
A 弟子屈市街地、川湯市街地には賃貸マンション・アパートはいくつかあり、家賃は概ね5~7万円が相場です。
賃貸アパート・マンションは市街地に集中し、郊外地にはほとんどありません、
町営住宅は弟子屈・川湯市街以外の郊外地区にもいくつか点在しています。また、川湯市街には単身者用町営住宅もあります。
アパートや戸建ての賃貸物件の人気が高いですが、数が少なく、需要に供給が追い付いていないのが現状です。中古住宅を購入される方も多いですが、中古住宅は200~2000万円ほどと価格帯が幅広く、予算に合う価格の住宅がタイミングよく売りに出されていないこともあります。
住居については、移住を考える上で、1年~半年前から情報収集を行う必要があります。
Q 住宅を建築するには、どのような手続きが必要なの?
A 住宅を建築するにあたり、都市計画区域内である弟子屈市街地は建築確認申請が必要です。なお、川湯駅前、川湯温泉、屈斜路和琴地区については都市計画区域外ですが、建築確認申請が必要となります。それ以外の地区については、建築確認申請は不要(住宅以外の宿泊施設などを建築する場合はどの地区でも建築確認申請が必要となりますので、ご注意ください。)ですが、住宅建築に係る工事届出は必要です。
しかし、都市計画区域外のエリアには、農地確保・森林保全・自然保護の観点から様々な規制が敷かれていることがあり、住宅建築などの開発行為に際して、事前に許可を得たり、届出が必要になるほか、規制によっては許可が下るまでに数ヶ月を要することや建物の外装色・構造などに一定の制限がなされることがありますので、注意が必要です。
Q 土地を購入するにあたり、気をつけなければいけないことは?
A 弟子屈・川湯市街地は、水道・電気・道路などの生活基盤が整備されていることから、快適な生活環境といえます。
一方、市街地から離れた郊外地区は市街地ほど生活基盤や生活関連施設(スーパー、医療機関など)が整備されていないところもあり、加えて前述したように土地に対しての規制が敷かれていることが多いです。
よって、住宅用の土地を購入する際にはその土地の状況をしっかり確認すること、更に老後などの将来的な展望を踏まえ、居住地を決定されることをお勧めします。
Q 農地を購入することはできないの?
A 農地法により、農業者の方以外は農地を取得することはできません。

生活環境

Q 電気のないところはあるの?
A 郊外地区の中には配電されていない地域(近隣に住宅がないところ)もあります。
居住地を決定される前に、そこに電力供給が可能かどうかについて、電力会社(北海道電力株式会社)に確認が必要です。
Q 上下水道は整備状況は?
A 上水道の整備状況は、市街地域についてはほぼ全域をカバーしていますが、それ以外の地域(郊外地区)は隣接した水道本管がないところもあります。隣接した水道本管がない場合は、長距離にわたり水道管を引き込むか、もしくは、水井戸を掘削するなどの対応が必要となります。なお、水道管の引き込みおよび井戸の掘削に要する工事費用などの経費は自己負担となりますので、注意が必要です。 下水道については、現在の整備エリアは弟子屈市街地のみです。それ以外の地区については現在のところ整備されていません。下水道未整備地区にお住まいになる場合は合併浄化槽もしくは汲み取り槽の設置が必要となります。 上下水道についてはこちらから詳細をご覧ください。
Q 都市ガスはあるの?
A 弟子屈町は都市ガスではなく、LPガスとなります。ガスを利用する場合はガスボンベを自宅に設置します。
なお、ガスボンベはガス販売業者が定期的に交換します。
Q 冬の除雪は誰がするの?
A 道路については、それぞれの管理機関が除雪を行います。国道であれば釧路開発建設部、道道は釧路土木現業所、町道は町で除雪します。しかし、町道だからといっても、その路線周辺に住宅がなければ、除雪は行っていませんので、居住地を決める際には接道する道路が除雪路線であるか否かを事前に確認する必要があります。万が一除雪路線外であった場合は、土地購入前に移住相談ワンストップ窓口にご相談ください。なお、自宅敷地内の除雪については各家庭で行うこととなります。町道の除雪についてはこちらから詳細をご覧ください。
Q スーパーやコンビニはあるの?
A 弟子屈・川湯市街地には、スーパーやコンビニなどがいくつかあります。そのほかにドラックストアやホームセンターなどもありますので、一般的な日常品はすべて町内で揃えることができます。
しかし、郊外地区の中には商店がない地区もありますので、お買い物の際は市街地まで足を運ぶ必要があります。
Q 医療体制の状況は?
A 弟子屈・川湯市街地には合わせて5ヶ所の医療機関があり、入院病棟が完備された病院は弟子屈・川湯市街地にそれぞれ1ヶ所ずつあります。診療科目は外科・内科・整形外科などの一般的な科目のほか、循環器科や眼科などもあります。
しかし、産婦人科や脳外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科などの診療を行っている医療機関はないため、それらを受診する場合は、近隣都市の釧路市(車で90分)や中標津町(車で50分)まで足を運ぶ必要があります。
なお歯科医院については弟子屈・川湯市街地に合わせて3ヶ所あります。
Q 各種税金・保険料はどれくらい?
A 弟子屈町にお住まいになった場合に課税される主な町税および保険料については、科目ごとに分けて解説します。
税金についてはこちらから詳細をご覧ください。
Q 自家用車は絶対に必要?
A 弟子屈町にはJR摩周駅、川湯温泉駅、美留和駅の3つの駅、また路線バスもありますので 鉄道、バスで町内外への移動は可能です。
しかし、両交通手段とも本数が少なく、加えて、すべてのエリアをカバーしていないことから、住民の多くは移動手段として自家用車を所有しています。特に郊外地区は近所に商店や医療機関がないため、日常的に自家用車を使用する頻度は市街地よりも高いと思われます。
必ず自家用車が必要という訳ではありませんが、あった方が行動範囲は広がりますし、より快適な生活が可能かと思われます。

仕事について

Q どんな職種の仕事があるの?
A 弟子屈町の基幹産業は酪農業主体の農業と観光業です。中でも観光業における求人は他業種に比べ多く、パートではなく正社員の募集が比較的多いのが特徴です。また、看護師や医師、薬剤師、介護士といった医療・介護関連、その他の事務・営業・土木建築業などに従事する人材も求められています。
しかし都市圏と比べ、選択肢の幅が狭く、賃金も大都市と比べて低額なのが現状です。
就職情報についてはこちらから詳細をご覧ください。
Q 起業者に対する支援はあるの?
A 弟子屈町には企業振興促進制度や空き店舗活用促進制度があります。
各種支援のページでは補助金のご案内をしています。

冬の生活について

Q 冬は毎日、除雪する必要があるの?
A 弟子屈町は北海道の中でも降雪量が比較的少ないところです。従って、毎日、除雪が必要であるといった状況ではありませんが、風雪の際は建物などの障害物周辺に雪が吹き溜まることがありますので、そういったところは除雪が必要となります。
また、1シーズンに1回又は2回は大雪、暴風雪に見舞われることがありますので、そのような大雪の日は1日に何度も除雪が必要です。
Q 除雪道具ってどんなもの?いくらくらい?
A 北海道の冬生活では除雪道具は必需品です。代表的な道具はアルミスコップ(硬い雪用)2,000円前後、スノーダンプ(大量の雪用)4,000円前後、ラッセル(軽い雪用)2,000円前後、雪はねスコップ(軽い雪用)2,000円前後。
特に2番目スノーダンプはどの家庭にも必ず1台はあります。
最近では、エンジンを動力としてロータリーで雪を遠くへ飛ばす除雪機が多く普及しています。これは、短時間でらくらくと除雪ができるとあって、ご年配の方や女性の方、また自宅の敷地が広いお宅などでは必需品かと思われます。価格は30万円~50万円程度です。
Q 家の中は寒くないの?水道管が凍結することはないの?
A 冬期間は日中の最高気温でもマイナス5℃にも満たない日が多いことから、家の中では暖房機を日中でもつけておくことが多いです。よって室内の温度は25℃前後を保っているため、室外のような寒さではありません。
水道管の凍結については朝晩の冷え込みが厳しい時には管内部の水が凍結してしまうことがありますので、冷え込みが厳しい夜は就寝前に凍結防止策として水道の元栓を締め水抜きをすることや、夜間も暖房機をつけたままにし室内の温度が下がらないようにする対策が必要です。
しかし、最近の住宅は断熱性・機密性に優れていることから、そのような対策を頻繁に講じなくても凍結することは少ないです。
Q 冬道運転は恐ろしいもの?
A 冬道は大変滑りやすいので、普段よりも注意して運転することが必要です。ひと言で冬道といっても気温や雪の状況によって様々な状態があります。
「圧雪路面」は往来する車で雪が踏み固められた路面で、気温や交通量などの影響を受け、非常に滑りやすくなります。
そして最も滑りやすい路面状態が「アイスバーン路面」です。これは路面が氷板状態になっており、気温の上昇により氷が融け路面上に水分の膜が張ると非常に滑りやすく、急ブレーキや急ハンドル、急発進などの操作をすると、車体がスピンすることがありますので、慎重に操作する必要があります。
しかし、国道などの主要幹線道路は除雪が行き届いていますので、そういった危険な路面状態になっていることは少ないです。
ただし、峠など山間の地域は降雪量が多く、また刻々と天候が変化することから、常時、良好な路面状態とは言えませんので、峠など山間を通行する際は注意が必要です。
冬道は確かに恐ろしいものですが、その恐ろしさを事前に知っておけばそれほど、恐れることはありません。
滑った時に車がどのような挙動をするのか、どんな操作をしたら滑り出すのか、更には滑り出した時の対処方法を知っておくことが事故を未然に防ぐうえで大変重要なことです。
Q スタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)は必需品?
A 雪国で生活する上では、スタッドレスタイヤは必ず用意する必要があります。
上記で記述したとおり、冬道はとても滑りやすいため普通タイヤで走行することはとても危険なため絶対にしてはいけません。
スタッドレスタイヤは雪を噛むための溝が多く、またゴムは低温でも柔軟さを失わない性質であるなど、普通タイヤとは全く違うものです。価格は普通タイヤに比べて2割~3割程度、割高で、耐用年数は3~4シーズン程度です。

その他

Q 地震をはじめとした自然災害は多いの?
A 日本は地震列島と言われ、地震がとても多い国です。その中でも弟子屈町が位置する北海道東部は地震多発地域と言われています。
しかし、近年は地震による住宅全壊などの被害は少なく、甚大な被害は被っていません。
これは北海道の住宅が、凍土による住宅被害を防ぐため、基礎の深さが1メートル以上あること、また屋根に積もった雪の加重による住宅被害を防ぐために強度な設計が施されていることが、高い耐震性に繋がっているためだと言われています。
火山噴火については、町内には硫黄山と摩周岳の2つの活火山があり、また近隣には釧路市阿寒町に雌阿寒岳(めあかんだけ)(車で45分程度)という活発な活火山があります。
町内2つの活火山が噴火したのは数千年以上前で、現在も気象庁等で観測はしていますが、火山活動には特段の変化はなく、ごく近い将来、大規模な噴火が発生するような兆候はみられていません。
一方、雌阿寒岳については現在も盛んに活動しており、近年では1998年に小規模な噴火を起こし、周辺で降灰が観測され、登山が禁止になった経緯もあります。(2000年に解除)。また、2006年にも小規模な噴火を起こしています。
しかし、現在の気象庁の発表では町内2つの活火山と同様に特段変化はなく、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候はみられていません。
地震活動についても低調状態で経過しています。
なお、雌阿寒岳には気象庁の観測所が設置され、常時観測が行われていますので、噴火の予兆があれば、すぐに近隣住民には周知される体制となっています。
Q まちの人口はどれくらい?
A 弟子屈町の人口は、現在6,683人(令和5年2月末日時点)。
人口のピークは昭和35年の13,262人から昭和41年の13,312人のころです。そのピークから現在まで年々減少している状況です。
弟子屈町の概要はこちらからご覧ください。
Q 地域の町内会には必ず加入しなければいけないの?
A 町内にはそれぞれの地区に町内会があり、住民の多くは加入していますが、そこに居住したからといって加入義務はなく、加入するかしないかは個人の自由です。
しかし、一般的に都会よりも田舎で生活する方が近所との付き合いは重要と言われており、特に知り合いもおらず、見知らぬ土地に移住してきたとなれば一番頼りになるのが、町内会やご近所の方です。
都会と田舎では生活のギャップは多く、更に冬の生活では除雪のこと、寒さのことなどで、はじめは戸惑うこと、不安なことが多いと思います。そんな時はご近所の方に相談してみたら、きっと力になってくれるはずです。
町内会に加入することは近所付き合いをはじめるきっかけのひとつです。
Q 家庭菜園はできるの?
A 家庭菜園レベルであれば、ほとんどの植物は育成可能です。
移住されてきた方の多くは庭の畑で野菜などを栽培しています。中には庭に小川を作り、そこで”わさび”を栽培されている方もいます。
しかし弟子屈町が位置する北海道東部は冷涼な気候であることから、果樹など温暖な地域で育つ植栽については、ハウス栽培をされた方が安定的に収穫できると言われています。
また、まちの町民農園では菜園スペースを区画借りすることができ、花や自家用野菜の栽培が楽しめます。
Q 動物病院はあるの?
A 町内には残念ながら動物病院はありません。
近隣の標茶町(車で30分)釧路市(車で90分)、中標津町(車で50分)、北見市(車で90分)には動物病院がありますので、そこまで足を運ぶこととなります。